えがおにおける看取りについて
開設して約20年の年月
グループホームえがおは平成18年3月に開設して以来、約20年の年月が経ちました。その間グループホームえがお人吉、小規模多機能ほほえみ等の施設を開設いたしました。
これまでの看取り
それらの各施設合わせてこれまで約20名以上の方の看取りをさせて頂きました。また右グラフのように年々希望される方も増えております。グループホームでは、入居されてから最後まで、利用者様とは5年~10年以上という長いお付き合いになります。えがおにおける看取りとは、けっして特別なことではなく、人生の最期をお手伝いする生活介護の延長です。
看取りの条件
①地域医療に協力的な医師との連携 ②トップや施設長の方針 ③本人やご家族が希望すること ④家族の協力 ⑤職員の教育
医療連携
地域医療に貢献されておられます「岩井クリニック」及び「とやまクリニック」の先生方に医療連携の協力をいただき看取りを行っております。
看取りの職員教育
介護職員の中にも目の前で人が亡くなるという状況に対し、以前は「怖い、できることならやりたくない」という声が聞かれました。しかし現在では看護師を中心とした研修や、マニュアル作成、デスカンファレンスなどを通し、職員全体でケアを共有し前向きに取り組んでいます。
ご家族様へ向けての取り組み
ご家族様向けにリーフレットを作成して説明を行うことで、看取り過程のご家族様からのご相談に正面から向き合う機会が増えてきました。その結果「今までにない良い親子関係で看取ることができました」という意見も頂いています。
最期をどのように生きるのか
思い返しても人の最後は一人ひとり違いました。誰でも最期があります。その最期をどのように生きるか医師や家族、職員と協力しながら出来る限りご本人の希望に沿いたいと思います。
代表取締役 施設長 小場佐美穂