重要事項説明書

ご利用者・ご家族の皆さまへ

~重要事項説明書についてのご案内~

1. 「重要事項説明書」とは

介護サービスをご利用いただくにあたり、サービス内容や費用、施設のしくみなどについて、あらかじめご説明するための大切な書類が「重要事項説明書」です。
これは、皆さまが安心してサービスをご利用いただくために交付し、わかりやすくご説明させていただくことが法律で定められています。

2. なぜ必要なの?

  • 安心・納得のため
    あらかじめサービス内容や料金について説明を受けておくことで、安心してご利用いただけます。
  • トラブルを防ぐため
    「思っていた内容と違う」といった誤解や不安を未然に防ぎます。
  • 法律で決められているから
    介護保険のルールで、契約前に説明することが義務づけられています。
  • ご本人の気持ちを大切にするため
    説明を受けることで、ご本人の希望や意志を尊重したケアができます。

3. 小規模多機能型居宅介護とグループホームの違い

それぞれのサービスには特徴があります。サービス内容に合わせて、必要な情報を丁寧にご説明いたします。

サービス名 特徴 説明が大切な理由
小規模多機能型居宅介護 通い・泊まり・訪問を組み合わせて利用 内容が複雑なため、誤解のないよう詳しくご説明します
グループホーム 認知症の方が少人数で共同生活 ご本人の生活の様子やケア方法について、事前のご理解が必要です

4. 最後に

私たちは、ご本人とご家族が安心してサービスを受けられるよう、ていねいなご説明と十分なご理解を大切にしています。
ご不明な点やご不安があれば、いつでもお気軽にお声かけください。

重要事項説明書の法的根拠と公開の理由

■ 法的根拠

法令・規定 概要
介護保険法(第8条の2) 介護サービスは、利用者の選択と権利を尊重して提供されるべきとされており、事業者には正確な情報提供義務があります。
介護保険法施行規則 契約前に、サービス内容・費用・契約条件を記載した書面(=重要事項説明書)を交付・説明することが義務とされています(第59条等)。
厚生労働省告示(指定基準) 小規模多機能型やグループホームを含む全ての地域密着型サービスにおいて、書面交付と説明が運営基準として定められています。

■ インターネットで公開する理由

  • ご家族が遠方でも確認できるようにするため
    ネット上で公開することで、離れて暮らすご家族も事前に施設の情報を確認できます。
  • 施設選びの比較・検討に役立ててもらうため
    他の施設との違いを把握しやすくなり、納得したうえで選択できます。
  • 情報公開の透明性を高めるため
    サービス内容を明示することで、信頼性と説明責任を果たします。
  • 行政の「介護サービス情報公表制度」に対応するため
    都道府県が実施する情報公表制度では、重要事項説明書の公開が推奨されています。